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リレー小説
第2話
著者 : 霧崎 美鈴 さん


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「・・・・ここはいったいなんなんだ・・・。」
仏頂面で遺跡を探索している青年、シェゾ・ウィグィィ
彼の服は今、遺跡に入る前よりボロボロになっている。
何故かというとシェゾは悲惨なことに今までずっと、
ワナにあっていのだ。そして何度も壁から突き出してくる矢に串刺しにされかけたのだ。
「・・・だが・・・これだけワナが多いと<秘宝>にも、真実味がでてくるってもんだな・・・」
そう、この遺跡にこれだけワナがあるということは、
この遺跡にはなにかとんでもないモノが眠っている、という可能性が高くなる。
この大量のワナで侵入者の行く手を阻むために・・・・。

「?だんだんワナが少なくなってきたな・・・・?」
シェゾがワナ大量発生地点から10分ほど歩いて行くと、ワナは少なくなってきていた。
まぁ、ワナは少ないのにこしたことはないが。
と、そのとき、シェゾの視界には、見覚えある男の姿が映った。
ひざ下10cm以上はある(たぶん)青色の髪、全体的に紫色を主にしている服、夜魔インキュバスである。
(なぜあいつがこんなところに・・・・?)
シェゾがそのようなことを考えていると、
「シェゾ!!」
インキュバスが、こちらに気づいた。シェゾとしてはインキュバスにはあまり関わりたくなかったが。
「シェゾ!お前はシェゾか!?」
「はぁ?」
インキュバスの奇妙な質問にシェゾは首をかしげた。
「なにをいっている、上から見ったて、下から見たっって闇の大魔導師シェゾ・ウィグィィだろ。」
「そうか・・・お前には影響がないのか・・・・しかし、何故お前に影響がないんだ・・・?」
シェゾは妙に真剣なインキュバスに疑問を抱いた。
「お前・・・頭でも打ったのか?それとも・・・・」
「シェゾ・・・真面目に訊いてくれ・・・、俺はインキュバスじゃない。俺は・・・ラグナス・ビシャシだ・・・。」
「なに!?」
「じつは・・・・」
インキュバス(自称ラグナス)が喋ろうとしたその時!

ダッ!!

シェゾは全力疾走しはじめた。
(あいつの話を聞いてしまったら、またきっと厄介事に、巻きこまれる!!
 そんなのごめんだ!!俺は<秘宝>を求めて・・・・)
「シェゾ!!ちょっとまて!!」
シェゾはそんなのおかまいなしに走りつづけた。
「シェゾ、まて!!そこにはワナが・・・・」
「なぁ!?」
ピコッ
もうおそかった。
ドォン!!
「うぎゃああ〜〜〜!!!」
プチッ
シェゾの上には天井の一部が襲いかかってきたのだ。そう、まさにあの書庫の本棚のように・・・・・。
「だからまてっ、ていったのに・・・・。」
結局、シェゾはこのあと、厄介事に巻きこまれるハメになる。

つづく




あとがき

すいませ〜ん!!(泣)めっちゃわけわかんないし、めっちゃ長いし、めっちゃ読みにくいし!!!
しかも、「うぎゃああ〜!!」とプチッって聖 十夜さんのパクってるし・・・(オイ)
すいません!!(龍)さん!!そして聖 十夜さん!!そしてみなさん!!そして次の走者さん!!

神奈川県小田原市 霧崎 実鈴 さん
さて、霧崎さんによるお話の続きですが…
いやぁ、シェゾ君もちゃんと学習するんですねぇ。インキュ(ラグ)の話を聞いた途端に逃げ出すなんて。
でも相変わらずツメが甘いみたいで、前回と同じように…ぷちっと。

さて、次回の走者は「東 柊」さん。よろしくお願いします!
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