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リレー小説
第3話
著者 : 東 柊 さん


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「っつ!」
シェゾはようやく気がついて体を起こした。
インキュバス(自称ラグナス)が運んだのだろうか?さっきとは場所が違っていた。
あたりを見回したが誰もいない。
(!逃げるなら今しかない!!)
と考える名や否や、ベッドから見を起こしてドアに向かった。
が、
ドン!!
「いてっ!!」
急にドアが開いたので、シェゾはそのままぶつかってしまった。

「シェゾ!」
鼻をさすりながらシェゾは聞き覚えのある声の方に目を向けた。
「な!?アルル!!お前が何でここに・・・。それより、いきなりドアを開けるな!!!」
シェゾが怒るのも無理はない。なぜなら先ほどのドアが見事シェゾの鼻の頭を直撃。
鼻の骨が折れてもいいくらいの音がしたのだから・・・。
「ご、ごめん。でもその場所にいたシェゾが悪いんだよ」
「ぐーーーーっ」
カーバンクルも「そうだそうだ」と同意する。
「うるさい!それより、ここであったのも何かの縁だ。今日こそはお前(の魔力)をいただくぞ!!」
でた!シェゾの変態ゼリフ!!
アルルはまた言ってるよこの変態は、という感じでため息をつくがすぐにもち直して反撃に出た。
「君はいつもいつも言葉が足りないからみんなから変態扱いされるんだよ!変態変態!!」
「おれは変態じゃねぇ!!!」
「じゃぁ変人!!!」
「どうちがうんだ!!!」
「態と人!!!」
た、たしかに・・・。
「ぐーーーーー」
「お前は黙ってろ!!!」
「ひっどーーーい!!カー君悪くないのに―ーーー!!!」
「あーーも−−だまれだまれだまれーーーーー!!!!」
お前が黙れよ。

「おいおい、いいかげんそこまでにしとけって」
アルルの後ろから出てきたのはインキュバスと入れ替わったというラグナスだった。
「だって〜、シェゾが悪いんだよ〜」
「おれは悪くない!!」
ラグナスはあきれ顔でやれやれという感じでため息をついた。
ここに書庫でもあるのだろうか?ラグナスは手に抱えていた本の山をテーブルに置いた。
「シェゾ、この本読んでみろ。どうやらおれたちは少し厄介なことに巻き込まれたようだ」
シェゾは、もうお前と会ったときから巻き込まれてるよという顔をして、しぶしぶ渡された本を取り読み始めた。

「なるほどな・・・」
シェゾは読み終えてから一言そう言った。
「ところで、何でお前たちがここにいるんだ?」
シェゾはさっきから気になっていた疑問をぶつけた。
「ボクとラグナスは手紙でこの遺跡に来るよう言われたんだ」
「差出人は分からないがとりあえず、な」
(手紙、か。ほかにも秘宝を狙ってるやつが?)
シェゾは、まぁいい、いずれ分かると考え話題を変えた。
「もしこの本の書いてることが本当なら、今お前の体はインキュバスの意識が乗り移ってるはずだ」
と、シェゾは本を片手に言った。
「あぁ、まちがいない」
ラグナスも答えた。
心なしか、顔が曇って見えた。まぁ乗り移られてる相手が相手だから仕方ない。

シェゾが読んだ本の内容は、予言書のようにこう書かれていた。

つづく




はぁ、なんなんでしょう、これ。もう小説じゃないよぅ!
初めて小説に挑戦させていただきましたがやっぱり文才がないんだよね、私。
でも楽しくやらせていただきました。
最後に、次の走者さんごめんなさい!すっごい中途半端な終わり型してしまって!
でもがんばってください。

大阪府高槻市 東 柊 さん
「こういう終わり方もあるのか」ってちょっと感心しちゃいました。
次の人、どんな内容を書かれるんでしょうね…楽しみです。
でも、アルルも別の人に…を期待してたからちょっとだけ残念。

さて、次回の走者は「トリカ」さん。よろしくお願いします!
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